星のひとかけ

文学、音楽、アート、、etc.
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Again...

2006-07-02 | 映画にまつわるあれこれ
しずかな朝。
窓から入る風は、湿度をいっぱいに含んでいて、今日も蒸し暑い日になりそうだけれど、珈琲を飲みながらこれを書いている時間が嬉しい。

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アヌーク・エーメな感じ、、を確認すべく、
60年代の映画『男と女』の、20年後を撮った『男と女Ⅱ』という映画を観ました。
甘酸っぱい再会のお話かと思いきや、互いの仕事の背景が絡みつつ、いろんな人物も錯綜し、かなり凝った物語になっていて楽しかったな。
ところで、、、50代になったJean-Louis Trintignant、渋い風貌なのに笑顔とか若々しく素敵。一方、Anouk Aimee、、ビジネスウーマンとしてすっと背筋の伸びた感じがクールで、、あ、、ムリ無理、、このようなシャンとした女性にはなれません。彼女のようなきりっとしたお化粧も出来ないし。。せめて、彼女の、成長した娘さん(母と瓜二つのような役柄でとても素敵な女優さんでした)な感じに多少とも近づければいいな、、、もう遅いかしらね。

この映画で、自分の恋心の強さゆえに、身勝手な行動に走る若い女性が出てくるのだけれど、その心を感じることは出来るものの、同情も共感もしない自分がいて、、それはやはり自分も年を重ねたという事。。

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再会、、、の映画でこれまでに心に残っているものがいくつかある。
別に今、誰かと再会を願っている気持ちではないけれど、、何年後かに、友人やかつての恋人に逢っても、懐かしく優しい会話が出来るようでいたい、とはいつも思ってる。「50代になっても逢って話が出来るようでありたい」と、20代の頃に言われたことがあるから、それを忘れないでいるのかもしれない。

ビフォア・サンライズ 恋人までの距離 と ビフォア・サンセット
ジュリー・デルピーは昔から好き。女性の変貌ではなく、イーサン・ホーク演じる男性が大人になったことに結構感動。。ふたりが心の底の底を次第に投げ出すように重ねる、長い長い会話が胸に痛い。20代~30代なのかな? パリの街が美しい、9年後の再会です。

男と女 と 男と女Ⅱ、、は、20年後の再会。

もういちど、、は、最初の出会いの映画はないけれど、70代の再会(だから40年後かな?)。
Amazonのレビューにある「老婆」はひどいわ。素晴らしく美しい女優さんです。40年ぶり位の再会でも「変わらないね」だったか「昔のままだね」だったか、そんな言葉を掛けられるほど、ほとんど初々しいばかりの笑顔を見せられる女性が余りに素敵で。しばらく前に観たDVDなので、もういちど、観たいと思ってる。

、、、あ、そうそう。
ドイツの俳優さんでお気に入りのアウグスト・ディール君が、アヌーク・エーメと共演した映画があるのだけれど、日本では観られない。。 とっても残念。
アヌーク・エーメさんは、前に書いた、GO GO LAでは、デップと共によくわかんないカメオ出演をしていましたっけ。俳優さんたち憧れの女優さんなのかな?