8月になりました。
なんだか猛暑にも慣れたみたい…笑 …といっても炎天下はできるだけ外出しないでいますが。。
先週末のサマーミューザのあと、 新日本を振る道義さんが入院のため降板されて、 本日の公演はなんと代役で,ノットさんが振るとのこと。。 以前からお悪かった道義さんのご病気、、 ラストイヤーの今年のスケジュールも一杯で案じておりましたが、、 ご快癒を願うばかりです。 ノット監督と新日本との初顔合わせもとてもとても観てみたいと思いましたが、 こちらも成功を祈るばかり… まさに この時間、、公演中ですね…
***
パリ五輪開会式で 雨の中でラヴェルを弾いていらした アレクサンドル・カントロフさん。 先日 ARTE CONCERT で演奏の様子を見たばかりだったので、あら! と気づきました。 それで昨日、少し時間があったので もう一度 フランス国立管弦楽団とのコンサートを観ていました。 youtube でも公開されています
Cristian Măcelaru conducts Chopin and Prokoviev - ARTE Concert
アンコールでリストを弾いていらっしゃいますが、 弾いてる真似でもしてるかのように優しく鍵盤に触れているだけに見えて、、それでいてくっきりと陰影のある力強い音色が奏でられる、、驚きです。
この方のお父様 ジャン=ジャック・カントロフさんはバイオリン奏者で指揮者でいらっしゃるそうですが、 お二人の親子共演コンサートも載っていて、、
Kantorow père et fils interprètent Brahms - ARTE Concert
こちらでのピアノは ブラームスのピアノ協奏曲2番を弾いていらっしゃいます。 こちらはまだ全部聴いていないので、 今月の楽しみに…
***
炎暑をやり過ごすには うつくしい音楽と読書にかぎります。。 こないだ、出版社の広告ページに「ルメートルの最後のミステリー」と見出しがあったので、、 (え? いつのまにおなく・・・)なんてビックリしてしまいました。。 おなく…なってはおりません。 ルメートルさん、 もうミステリ小説はお書きにならないの…? 戦争三部作のような、 フランスの歴史を題材にした作品もまた読んでみたいものです。 もちろんミステリも読みますが。。
もうひとつ、 ARTE CONCERT で印象深かったものの中から。。 男性のシャンソンとジャズピアニストさんの競演。
Arthur Teboul & Baptiste Trotignon - ARTE Concert's Piano Day
素敵です。 こういう、、 どこか街なかの何でもないような場所で(ここはパリ第6大学のキャンパスだそうです) その辺に皆が座って、、 シャンソンは「詩」を聴くものですから、ね… 歌われているのもどれも有名なかたの歌…
伴奏をしている バティスト・トロティニョンさんのピアノが実に良いのですが、 特に Jealous Guy のピアノは、 大好きなニッキー・ホプキンスが奏でた曲でもあり、 バティストさんのピアノも、 クラシカルというよりファンキーな味わいもあってとても素敵。。 その次の曲は、 ルイ・アラゴンが第二次大戦中に書いた詩。 「愛」の歌でありながら レジスタンスの歌でもあるこのような詩は、 美しいドレスなど着て歌うのではなく、 やはり大学のキャンパスで歌われるべきもの。。
ルイ・アラゴンのパートナー、そして永遠のミューズだった エルザ・トリオレの小説についてはここ1年ほどの日記にたくさん書きましたね。 彼女が大戦中に書いた小説のことも、、(エルザ・トリオレの小説に関する日記>>)
前回のパリ五輪は100年前、 1924年だったそうです。 戦間期のパリのことも、ここの日記にたくさん書いてきましたね。。 芥川龍之介もパリにでも行ってしまえば良かったのに・・・って。。 シュルレアリスムの作家たちや、 プロコフィエフやストラヴィンスキーやディアギレフのバレエ・リュスの新しい音楽が花開いていた戦間期のパリへ。。
、、 今また ちょっと驚いた事。。 芥川と片山廣子さんの「黒猫」のこと、、前に書きましたが(>>) あれはなんと 大正13年、 パリ五輪が行われていた1924年のことでした。。。
***
もうひとつ映像を、、 大好きな アリス=紗良・オットさんとフランチェスコ・トリスターノさんのピアノ2台によるライブ。
Alice Sara Ott & Francesco Tristano - Piano Duos - ARTE Concert
ラヴェルのボレロをピアノで演奏しているのには吃驚です。 あのリズムをひたすら指で叩きつづけるトリスターノさん、、 手が痙攣しそう、、 凄いな。
今、検索したら ラヴェルのボレロの作曲は1928年、ですって。 前回のパリ五輪のときには存在してなかった曲なのね。
もうしばらくは パリ五輪と晴天と炎暑がつづきます。 せめて素敵な音楽を聴きながら、 百年前のパリと日本にも思いを馳せて、、
夏空のもと・・・
どうぞ よい週末を。
なんだか猛暑にも慣れたみたい…笑 …といっても炎天下はできるだけ外出しないでいますが。。
先週末のサマーミューザのあと、 新日本を振る道義さんが入院のため降板されて、 本日の公演はなんと代役で,ノットさんが振るとのこと。。 以前からお悪かった道義さんのご病気、、 ラストイヤーの今年のスケジュールも一杯で案じておりましたが、、 ご快癒を願うばかりです。 ノット監督と新日本との初顔合わせもとてもとても観てみたいと思いましたが、 こちらも成功を祈るばかり… まさに この時間、、公演中ですね…
***
パリ五輪開会式で 雨の中でラヴェルを弾いていらした アレクサンドル・カントロフさん。 先日 ARTE CONCERT で演奏の様子を見たばかりだったので、あら! と気づきました。 それで昨日、少し時間があったので もう一度 フランス国立管弦楽団とのコンサートを観ていました。 youtube でも公開されています
Cristian Măcelaru conducts Chopin and Prokoviev - ARTE Concert
アンコールでリストを弾いていらっしゃいますが、 弾いてる真似でもしてるかのように優しく鍵盤に触れているだけに見えて、、それでいてくっきりと陰影のある力強い音色が奏でられる、、驚きです。
この方のお父様 ジャン=ジャック・カントロフさんはバイオリン奏者で指揮者でいらっしゃるそうですが、 お二人の親子共演コンサートも載っていて、、
Kantorow père et fils interprètent Brahms - ARTE Concert
こちらでのピアノは ブラームスのピアノ協奏曲2番を弾いていらっしゃいます。 こちらはまだ全部聴いていないので、 今月の楽しみに…
***
炎暑をやり過ごすには うつくしい音楽と読書にかぎります。。 こないだ、出版社の広告ページに「ルメートルの最後のミステリー」と見出しがあったので、、 (え? いつのまにおなく・・・)なんてビックリしてしまいました。。 おなく…なってはおりません。 ルメートルさん、 もうミステリ小説はお書きにならないの…? 戦争三部作のような、 フランスの歴史を題材にした作品もまた読んでみたいものです。 もちろんミステリも読みますが。。
もうひとつ、 ARTE CONCERT で印象深かったものの中から。。 男性のシャンソンとジャズピアニストさんの競演。
Arthur Teboul & Baptiste Trotignon - ARTE Concert's Piano Day
素敵です。 こういう、、 どこか街なかの何でもないような場所で(ここはパリ第6大学のキャンパスだそうです) その辺に皆が座って、、 シャンソンは「詩」を聴くものですから、ね… 歌われているのもどれも有名なかたの歌…
伴奏をしている バティスト・トロティニョンさんのピアノが実に良いのですが、 特に Jealous Guy のピアノは、 大好きなニッキー・ホプキンスが奏でた曲でもあり、 バティストさんのピアノも、 クラシカルというよりファンキーな味わいもあってとても素敵。。 その次の曲は、 ルイ・アラゴンが第二次大戦中に書いた詩。 「愛」の歌でありながら レジスタンスの歌でもあるこのような詩は、 美しいドレスなど着て歌うのではなく、 やはり大学のキャンパスで歌われるべきもの。。
ルイ・アラゴンのパートナー、そして永遠のミューズだった エルザ・トリオレの小説についてはここ1年ほどの日記にたくさん書きましたね。 彼女が大戦中に書いた小説のことも、、(エルザ・トリオレの小説に関する日記>>)
前回のパリ五輪は100年前、 1924年だったそうです。 戦間期のパリのことも、ここの日記にたくさん書いてきましたね。。 芥川龍之介もパリにでも行ってしまえば良かったのに・・・って。。 シュルレアリスムの作家たちや、 プロコフィエフやストラヴィンスキーやディアギレフのバレエ・リュスの新しい音楽が花開いていた戦間期のパリへ。。
、、 今また ちょっと驚いた事。。 芥川と片山廣子さんの「黒猫」のこと、、前に書きましたが(>>) あれはなんと 大正13年、 パリ五輪が行われていた1924年のことでした。。。
***
もうひとつ映像を、、 大好きな アリス=紗良・オットさんとフランチェスコ・トリスターノさんのピアノ2台によるライブ。
Alice Sara Ott & Francesco Tristano - Piano Duos - ARTE Concert
ラヴェルのボレロをピアノで演奏しているのには吃驚です。 あのリズムをひたすら指で叩きつづけるトリスターノさん、、 手が痙攣しそう、、 凄いな。
今、検索したら ラヴェルのボレロの作曲は1928年、ですって。 前回のパリ五輪のときには存在してなかった曲なのね。
もうしばらくは パリ五輪と晴天と炎暑がつづきます。 せめて素敵な音楽を聴きながら、 百年前のパリと日本にも思いを馳せて、、
夏空のもと・・・
どうぞ よい週末を。