星のひとかけ

文学、音楽、アート、、etc.
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ロシアバレエと舞台デザイン展

2007-09-13 | アートにまつわるあれこれ
この空は、、いつぞやの空。。

この一週間なにをしていたのだっけ?
、、病院行ったり、、クリニック行ったり、、
お仕事行ったり、、お友だちに会ったり、、動き回るとやっぱり疲れますぅ。。
(音楽のお話はまた書きます)

夜遊びができるからだになるにはまだまだなんだな。。。(もはや夜遊びの年ではない?)

 ***

体調が良かった日、 東京都庭園美術館へでかけました。
とっても観たかったの、 ロシアバレエの衣装や舞台の美術展。
『舞台芸術の世界 ディアギレフのロシアバレエと舞台デザイン』 (美術館HP)

もう20年前くらいになりますが、 おなじ庭園美術館で、パリオペラ座の舞台衣装展
というのを観たことがあります。
緑深い木立につつまれた旧朝香宮邸は、都内でも大好きな場所のひとつ。
アールデコ装飾のお部屋をながめるだけでも楽しいし、
そこに飾られた綺麗な舞台衣装を観て廻るのも それを着て優美に踊るすがたを想像したりして楽しい。

詳しくは、美術館のHPをみていただくとして、
20世紀初頭のバレエリュスの衣装をデザインした そのデザイン画がとにかく素晴らしかったです。



↑チラシに使われているのも、 衣装のデザイン画。

そして、 舞台公演のポスターやプログラムの絵も、 それぞれすばらしい美術作品なのです。



上の画で描かれている踊り手は、 伝説の人 ワツラフ・ニジンスキー。
「神話のナルシスの化身」といわれたのですって。。

でね、、HPにも載っていますが、今回 このバレエリュスの映像が見られる!と書かれていたので
すっごく期待して、(ニジンスキーの踊りが見られる!?)ってわくわくしていたのですが、
ニジンスキーは1910年代の人、、 動いている映像は残っていないのですって。。(悲)
映像は、1980年代のオペラ座公演のものでした。

でも、 ニジンスキーが振り付けをした『薔薇の精』も、『牧神の午後』も、 
もう、、、 うっとり 、、、。 
(上のプログラムが『牧神の午後』です)
ご覧のとおり半人半獣の牧神と、 泉に水浴にあらわれたニンフとのひとときの戯れ。。
半人半獣のうごきの表現がみごとで、 獣のようにしなやかに、 ときに歯を剥き、、
でも、、 ニンフの残していったスカーフを取り上げて頬を寄せようとするには 獣の手がむなしくて、、

、、、ふと、私は、Bowieのダイアモンドドッグスも、頭をよぎったりして、、

 ***

舞台美術のほうは、 1920年代を過ぎると ロシアアバンギャルドの世界になっていくのがまた
幾何学的で、 先鋭的で 面白かったです。

、、そのあと私は 館内のカフェで 窓外の翠色の雨をながめました。

珈琲、 飲めるようになったの、、 お砂糖とミルクを入れれば、、ね。
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