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神奈川県の西部にある「小さな町」で暮らす私.
日々の出来事、見たこと、感じたこと、思ったことを綴っていきます。

言葉の力~~

2011-06-02 | インポート
私の町では、「言葉の力」を、今年度の教育活動の取り組みの重点目標にしています。

「言葉」って、とても大切なものですね。
その「言葉の持つ力」に、慰められたり、心温まったり・・・でも時には「言葉が凶器」になって、泣いたり、傷ついたりすることもあります。

でも「言葉を発しない」と、気持ちが伝わらないことは多いのです!(「以心伝心」・・・って、本当のことではないと思ってます(苦笑)。
たまたま、自分の想像したことと、相手が想像していることが一致しただけ・・・ではないのかしら?)

「会話する」ことの大切さ、必要性、相手が話す言葉に「耳を傾け」「理解」すること。

ボランティアで、外国人に日本語を教えている私は、「言葉が話せるようになる」ことで、日本での生活がどんどん楽しくなり充実していく外国の方たちを多くみています。

ですから、町の小中学生が、それぞれの「言葉」に「責任」を持ち、「言葉の持つ力」を理解し、大切にしてくださることを強く望んでいます。

映画鑑賞~~♪

2011-06-02 | 映画

「TAKAMINE~アメリカに桜を咲かせた男」

ワシントンDCのポトマック河畔と、ニューヨークのハドソン川河畔に咲く美しい桜~~。
なぜアメリカで日本の桜が咲き誇るようになったか・・・いきさつが易しく解説された映画でした(笑)。

監督 市川 徹
白井貴子さんの歌う主題歌がいいですね~♪Photo

主人公の「高峰譲吉」を演じるのは、長谷川 初範さん。
彼の竹馬の友「桜木譲二」を、篠田三郎さんが演じていました。
この二人は、さすが~~の演技。
が・・他の人たちは・・・イマイチ(苦笑)

そして、内容的にも、深い~ものだとか、引き付けられるとか・・・というものでなかったのが残念!

なぜ主人公である「高峰氏」の偉業を、もっともっと強く描かないのだろうか・・と感じた映画でした(苦笑)。

日米友好のためにと、1912年、当時の東京市長だった「尾崎行雄」が贈ったという桜の木・・・6千本。
来年がちょうど100周年だそうです。


『加賀藩の御典医の家に生まれながら、医学ではなく化学の道に進んだ「高峰譲吉」。
それは幼い頃に見た貧しい民の興した「一揆」の様子が根底にありました。

若くしてアメリカに渡り、消化酵素「タカヂアスターゼ」を発見し、また「止血剤としてのアドレナリンの結晶化に成功した化学者ですが、企業家としての成功も収めます。

日米親善のために様々な取り組みをし、「無冠の外交官」としての働きは偉大なものでした。
そんな折、一人の女性が、「高峰の伝記を書きたい」と会いに来ます。そして、アメリカに日本の桜を咲かせたいという、紀行作家で日本びいきのシドモア女史の想いを伝え、協力を要請するのでした。

彼女の気持ちに賛同した高峰は、すべての金銭的な援助を申し出、当時の東京市長からワシントンDCに桜が贈られるという形をつくる影の力になります。
が、一度目の「苗木の輸送」は「害虫が発生するという形で失敗します。

それでも、彼は、
Try Try Again !!」
の精神で、再び奔走するのです。
高峰の竹馬の友・桜井譲二は東京帝国大学の教授になっていましたので、彼の尽力で農業博士の力を仰ぎ、新しい苗木の輸送に成功したのです』

この映画には、
北里柴三郎 野口英世 ジョージ・モルガン 金子堅太郎 高橋是清 渋沢栄一 伊藤博文 豊田佐吉
といった、近代日本史に欠かすことのできない人たちがたくさん登場します。
でも、彼らと高峰氏との繋がりとかが深くは描かれていないので・・・ただ知り合いなんだ・・・みたいで・・・(苦笑)。

その彼らは一人一人は、皆、「祖国を守る強い気持ち」を持ち「これからは、国の繁栄のために必要な人材を育てることの教育が重要」だと説くのですが・・・・、

なぜか日本は「軍国」という方向へ向かっていくのです。

志の高い、政財界人の多くいた時代・・・今の時代の日本のリーダーとなるべき人たちとの違いにガックリ(苦笑)。