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神奈川県の西部にある「小さな町」で暮らす私.
日々の出来事、見たこと、感じたこと、思ったことを綴っていきます。

新じゃが~~♪

2011-06-16 | インポート
このところ忙しくて「畑に行けない~~」とヤキモキしていた主人(笑)。

雨の合間をみて出かけました。
暗くなって帰って来て、
「じゃがいもの試し掘りをしたよ~~♪」と、嬉しそうに持って帰ってきたのがこちら~~♪ (北あかりです)
photo by harusan from OCNフォトフレンド

「わっ~~~おいしそう~~♪」

そろそろ、葉が枯れてきたのでいいと思って・・・と、掘ってみたそうです。
「今年は実のつきが悪いなぁ・・・」と、ちょっと不満顔の主人(笑)。

素人さんは「男爵」のような一般的な種類をつくった方がいいらしいのですが・・・「北あかり」っておいしいので、私が希望しました(笑)。

これ、二本分だそうですが、このくらいつけば十分です。
晴れの日が2~3日続き、土が乾燥した時に、掘るのがいいそうですから、残りは来週かな?

早速「蒸かして」「バター」「塩」で頂きました~~♪
おいしゅうございました~~♪

魔物(上・下)~~読書感想文です。

2011-06-16 | 本と雑誌

邪な欲望を喰って生きる「魔物」・・・心に強い憎しみを持った人間にとりつき、その欲望を満たすために強い力を与え、恐ろしい事件を次々と起こす「魔物」・・・。2011_0616014

「魔物」(上・下) 大沢在昌 著 

 

主人公の麻薬取締官・大塚は、中学生の時におきたある事件で、一人の人物に対する憎しみを持ち続けている。

彼が好意を持っていた女生徒が、悪の少年三人組に強姦された上、殺害されるという事件で、その直前に彼らが乗った車を見ながら声をかけられなかったことを悔い、彼女を助けられなかったことで自分を責めているのです。

この時、彼が感じた人間の悪の深さ・・・そして彼女を救うことが出来なかったという心の責め・・・それが犯罪への憎しみとなり麻薬取締官になったのです。

そして、事件のあった故郷の東京を離れて、遠く北海道への転勤を希望します。が、そこで遭遇したのが「魔物」事件なのです。

2011_0615001 「聖人・カシアン」が、ロシアマフィアに取りついて日本に上陸。

その聖人は「ロシア正教会で100年に渡って封じ込められていた「イコン」から飛び出したものです。

日本のヤクザとの関わりで、日本人にとりつき世間を震え上がらせる事件を起こしては「日本に留まる」と豪語するのです。なぜならば・・・、カシアンにとって、日本は「蜜の味」がする人たち(憎しみを抱えた人たち)でいっぱいだからなのです。

一人の麻薬取締官が「自分を犠牲」にして、カシアンを自分に乗り移らせ、葬るために自らにピストルを向けたのです。幸いなことに、その弾が不発弾であったため彼は助かりました。2011_0616012

が、カシアンはそうとは知らず、彼の身体から逃げ出し、「イコン」に戻ったのでした・・・。

この小説のキーになっている「カシアン」の伝説は実在するそうなんです。

ミステリ、ホラー、アクション・・・様々な要素を持ったこの本、「怖いもの見たさ」のような感覚で、「最後は」どうなるんだろう・・・」と気になって一気に読んでしまいました(苦笑)。