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「へぇっ~~、おもしろい~~」と、いう本でした~~!
「容疑者Xの献身」 東野 圭吾 著
「容疑者Xの献身」 東野 圭吾 著
第6回本格ミステリー賞、第134回直木賞受賞作。
国内の主要ミステリーランキングである『本、格ミステリー10 2006年版』、『このミステリーがすごい2006』『2005年「週間文春」ミシテリーベスト10』においてそれぞれ1位をとったことから、「五冠の本」になったというのも、うなづける本です!
《 数学だけが生きがいである主人公が、不遇な日々の中で想いを寄せる女性ができ、その彼女の窮地を救うために「完全犯罪」を企て実行します。
結果、彼は「殺人者」となってしまいます・・・。
主人公の大学時代の親友・物理学者が、その謎に挑むことにより、真実が見えてくるのですが、意外な展開での結末・・・、主人公は、本当に殺人を犯していたとは・・・》
「献身」・・・こんな風にすることもあるんだ・・・、愛する女性の守るためにここまでできるんだ・・・、でも・・・美しいとはいえない・・・、献身っていう文字と意味は、もっともっと美しく崇高なものであると思っていたのですが・・・。
数学者である主人公が、高校生に向かって「微分・積分」について易しく解説する部分は、文系頭の私も納得~~(笑)。
数学なんて、特に微分・積分なんて、日常の生活にはまったく必要のないこと~~と、思っていましたが(苦笑)、この本を読んで「ふ~ん、なるほど」と、思い、高校時代に教えて欲しかった~~~きゃははは
最後まで、あきさせない展開と、思いもよらない主人公のすばらしい頭脳と、その使い方に、あっと驚かされたストリーでした。