今時の女子高生が主役の「青春物語」~~気軽に読めそうだし、若い感性を吸収できそうだし~~(笑)と、思って愚息②から借りて読んだ本です。
「流鏑馬ガール」 相戸 結衣 著

ところが、
二人の女子高校生が、「流鏑馬」に全身全霊をかけて挑む物語で、胸キュンとなる感動のお話でした~~♪
《 流鏑馬の大会で優勝した経験のある「舞衣子」は、小学生の時に落馬し大ケガを負う。その時に愛馬を死なせなければならなかったということが、トラウマになっている。
東京から転居してきた「美鶴」は、元弓道の国体選手でしたが、「いずれ失明する」という病を持っている。
この二人が出会ったのは、青森県の高校。
流鏑馬の盛んな地でもあります。
4年前の舞衣子の流鏑馬での雄姿にあこがれて「流鏑馬」をしたいと青森に移ってきた美鶴でしたから、「流鏑馬をやろう」と、舞衣子を誘うのですが・・・、
大きなトラウマを抱える舞衣子は、その気持になれませんでした。
が、やがてお互いの友情を深めながら、お互いの事情を知り、深い海の底にいたお互いを引き上げていきます。
そして、生まれ変わった自分達の姿を誇らしく思うのです 》
弓道と流鏑馬、両方とも「弓」を使いますが、まったく別ものだということも理解できました。
いろいろの場所で行われる「流鏑馬」という競技~~、見たこともありますが、「人馬一体」になることの重要性を詳しく知ることのできた物語でもありました。
何かに一途になって向える青春~~いいですね~~♪
若さがうらやしい~~(苦笑)。