prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「恋や恋なすな恋」

2004年11月24日 | 映画
後半、主人公の大川橋蔵が発狂してしまうと、チョウチョがとんできて、ふっと離れるとバックが黄色一色になっていて、その前で踊る。鈴木清順より前の製作。子供の頃、精神病院の救急車(?)のことをなぜか黄色い救急車と呼んでいたのを思い出した。

さらに白狐が出てくるところでなんと祭りで使うような狐のお面を堂々とつけてこれが白狐ですというのには驚いた。映画では多少なりともリアルに見せなくてはいけないのではないかという常識を蹴飛ばした観。後半、主人公がずうっと頭がおかしくなっているせいもあるだろうが、ブッとんでるなあ。内田吐夢みたいな“巨匠”の作品という感じじゃない。

葛の葉に化けている白狐=嵯峨三智子が口に筆をくわえて“恋や恋…”と書くあたりはちゃんと字になっている。ただしまったく読めないし、謡の文句もわからないので英語字幕を読んでいた。
英語題はMAD FOX。MAD MAXじゃないよ。
(☆☆☆★★★)


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LP

2004年11月24日 | Weblog
しまいこんでいたLPを何枚かオークションに出す。盤面の状態は保証できるけれど、いかんせん時代遅れの媒体だし誰がこんなのに興味持つのかという気もするが、費用がかかるわけでなしやってみるかといったところ。LD出したら全部はけちゃったってこともあったし。

肩凝りはいくらか回復する。
電動肩揉み機は使い過ぎると後で痛くなるから、気をつけないと。

「トレジャー・アイランド」

2004年11月24日 | 映画
「宝島」のアニメ化映画化のほとんどがキャプテン・ジョン・シルバーを三枚目がかって描いているのはどういうわけだろう。宇宙を舞台に翻案したこれも例外ではない。例外は出崎統演出によるテレビシリーズくらい。主人公ジムの精神的父親であり最初の敵でもあるキャラクターなのだからフザけてスケール感を小さくされては困るのだが。

海賊キャラを宇宙人、というよりフリーク系で固めているのが場面によってはグロに見える。
母親がバカに若い。
(☆☆★★★)


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「キリクと魔女」

2004年11月24日 | 映画
スタジオジブリが噛んでる(訳・高畑勲)からもっとややこしい内容かと思ったら、割と単純な魔女退治の話。ただしワルモノを退治してオシマイではないところがミソか。
アフリカの部族社会を描いていながら絵面はグラフィックで原色の使い方もモダン。
(☆☆☆)


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