ストーリー、役柄、俳優、演出ともにマジメ人間が集まった感。感動させようとする臭みがあまりないので、感動ものが苦手なこっちにもあまりひっかからないで見ていられる。
石田ゆり子が途中で動きがとれなくなるので、このまま出番がなくなったらいかにもバランス悪いのではないか、と思っていたら「天国から来たチャンピオン」ばりの形で登場するようになる。それをなんでもないように見せる演出。
尾高杏奈が障害者の演技と普通の芝居とピアノを弾くところをこなしているのは、大したもの。
画面がややフラットな調子なのが残念。
岡本喜八が亡くなっているのに製作プロダクションに「喜八プロ」が名を連ねているのが不思議な感じ。
(☆☆☆)
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