不合理な謎が提出されて合理的に解決されるというのがオーソドックスなミステリだろうが、ここだと謎の内容がよくわからないまま、謎解きによって安心させるのとは反対に、世界をぶっとんだものにすべく言葉と映像(時に舞台調を交え)のレトリックを尽くしている。びっくりもする一方、置いてけぼりをくう感じも拭えない。
とはいっても実相寺としてはややレトリックを抑え気味。大予算のせいか。
原作は途中で投げ出したので、比較はしない。
クライマックスの炎上シーン、ミニチュアがありありなのは怪奇大作戦「呪いの壷」みたい。
(☆☆★★★)

姑獲鳥の夏 - Amazon
とはいっても実相寺としてはややレトリックを抑え気味。大予算のせいか。
原作は途中で投げ出したので、比較はしない。
クライマックスの炎上シーン、ミニチュアがありありなのは怪奇大作戦「呪いの壷」みたい。
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