陶芸家というと今も昔も食えない仕事の代表みたいなところがあるけれど、辛うじてラストに救いがある以外はとにかくえんえんとビンボー話が続く。これだけ続くと、やっと世間に認められたからって終わりよければすべてよしって感じではなく(文化勲章をとるところは出てこない)、ビンボー話そのものを描きたいのだろう。なんで、というとよくわからないのだが、芸術至上主義だからそうなるというより、食えない生き方しかできない類の人間もいるのではないかと思わせる。共感はしないが。画面作りそのものは端正で、主演の榎木孝明・南果歩それぞれガラに合っている。
(☆☆☆)
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