転々、って行きあたりばったりってことかいな。笑ったり、ぐらっと眠くなったり、両方。
バディ・フィルムやロードムービーっていう「型」に決め付けられない作りで、平気で小ネタに脱線するかと思うと、意外と人物のよって来るところが細かく書き込んであったりする。
借金が80万円、報酬が100万円という数字が多すぎず、かといって右から左に用意できる金額でないのがいい。
当人役で出てくる役者が岸辺一徳というセレクションが微妙。「マルコビッチの穴」のジョン・マルコビッチと似て知名度があるけれど大スター過ぎず、テレビタレント的にお馴染みさんではないところ。
(☆☆☆)