中国の話だと思っていて、それにしては「第三の男」のポスターが日本語なのはなんでだろうと不思議に思っていたら、上海ロケを昭和20年代の東京に見立てていたのね。
ところどころであの映画で使われていたツィターの音が聞こえてくるのだけれど、時代色を出すというのとも違うし、パッチワーク的にどこの国でもない「東京」のイメージを作るというにしても、地平線の広さが全然違いますからね。なんだか落ちつかない。
膨大なセリフが役者・演出ともにこなれているのはいいけれど、その割りに全体像がきちっと焦点が合わない。人体組織が機械群と対応しているというのはアタマでそんなものですかねと思うにとどまって、物自体が生き物みたいに見えてくるとか、あるいはその逆といったフェチ度が薄い。
(☆☆☆)
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ところどころであの映画で使われていたツィターの音が聞こえてくるのだけれど、時代色を出すというのとも違うし、パッチワーク的にどこの国でもない「東京」のイメージを作るというにしても、地平線の広さが全然違いますからね。なんだか落ちつかない。
膨大なセリフが役者・演出ともにこなれているのはいいけれど、その割りに全体像がきちっと焦点が合わない。人体組織が機械群と対応しているというのはアタマでそんなものですかねと思うにとどまって、物自体が生き物みたいに見えてくるとか、あるいはその逆といったフェチ度が薄い。
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