prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

よみがえる伊丹十三・ヒットメーカーの知られざる素顔

2007年12月25日 | 映画
なんで自殺したのか、という突っ込みはまったくなし。遺族がぴんぴんして記念館まで作っている状況でできるわけもないが。
もっぱらヒットメーカーとしての面に焦点を当てていたけれど、当人にしてみればそういう「型にはめられる」こと自体が相当なプレッシャーになったのではないか。一番そういうのを嫌うタイプの人に思える。
今の邦画のヒット作の作り方がもっぱらテレビでの極端に型にはめて単純化された話題作りが主導しているのにも(あまりいい意味でなく)先駆けているみたい。

周防正行監督のインタビューで「君は描きたい題材を描きたい時に描けばいい」と言われたとあるけれど、実践しているな。


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