ジーン・ケリーの振付師と公私ともに組んでいた三人組のダンサーの一人が後年、自叙伝を出して他から訴えられて裁判になり、それぞれ証言台に立ち、証言の内容が本筋になるのだが、その言い分がいちいち食い違う、という「羅生門」風の趣向。
ただ三人の扇の要に位置するのがケリーみたいに裏表のないパーソナリティだとそんなにエピソードによる違いはなくて、ミュージカルなのだから悪く凝るよりいいけれど、長々と見せてこれでおしまいかいと思わせる。
歌と踊りの大半が舞台の上でやっているのを撮っている設定なので、ミュージカルらしく人物の感情が高まって歌や踊りに移行するわけではないのがちょっと物足りない。
(☆☆☆)
本ホームページ
ただ三人の扇の要に位置するのがケリーみたいに裏表のないパーソナリティだとそんなにエピソードによる違いはなくて、ミュージカルなのだから悪く凝るよりいいけれど、長々と見せてこれでおしまいかいと思わせる。
歌と踊りの大半が舞台の上でやっているのを撮っている設定なので、ミュージカルらしく人物の感情が高まって歌や踊りに移行するわけではないのがちょっと物足りない。
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