ジュリー・アンドリュースは1935年10月1日生まれというから、この1993年のコンサートの時、58歳。
オープニングはもちろん「サウンド・オブ・ミュージック」だが、コーダのキーの上がり方がすごい。
この後、喉のポリープをとる外科手術が失敗したとかで歌えなくなったというのだから、どれくらいショックだったか想像するに余りあるが、なお自身の原作(童話)のステージ化に意欲を燃やしているとのこと。
「マイ・フェア・レディ」「メリー・ポピンズ」「サウンド・オブ・ミュージック」のおなじみのナンバー以外にもガーシュインのメドレーなど、ジュリーのレパートリーとは少し違う曲が聴けたのも楽しい。
最も好きなのはワルツだとか、二十歳の時に初めてリチャード・ロジャースのオーディションを受けた時、他にオーディションを受けたかと言われ、「マイ・フェア・レディ」のを受けてますと答えると、ちょっと考えて「それをやりたまえ」とアドバイスされたといったインタビューが面白い。
アンドレ・プレヴィンのピアノや指揮のパートがかなり多く、事実上コラボのステージ。
(NHK BS-hi 20:00~21:45)
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