prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「息もできない」

2011年05月04日 | 映画
冒頭から暴力描写が繰り返されるのだが、基本的になんべんも繰り返し殴るばかりでイマジネーション不足。韓国(映画)得意の飛び蹴りくらい出てきてもよさそうだが。

暴力の連鎖というのはもともと閉じた世界で行き場がないところから来ているので、息苦しさと迫力とが混同されがちだけれど、見ている方がちょっと視点をずらすと登場人物たちだけでなく作者までわざわざ狭いところに閉じこもっているのが見えてくる。

ずいぶん世評が高いので期待しただけにちょっと残念。
(☆☆☆★)