セリフのまったくない緊迫感というのは、いかにもこれが映画という感じになる。
音響デザインが卓抜。最初の方で近くで爆発があったため耳が聞こえなくなった主人公の主観で尋問官が恐ろしげな顔で怒鳴る顔は見えても何言っているのか聞こえない、というのがラストの方の聾唖者の女性とつながってきて、声=言葉のない世界を作っている。
主人公の食べるもの。蟻、木の皮、生の魚、母乳。幻覚作用があるのではないかと思わせる赤い実。母乳はともかく、これ消化できるのか、かえって腹壊さないかと思えるものばかり。
人も動物も平気で殺す。火の起こしかたや動物の捕らえかた・さばきかたなど、精錬されたサバイバル・テクニックなどまるで出てこない。
自分が動物用の罠にかかったりしてしまうのも、動物と人間とで区別がないのを実感させる。
ただ、ラストがよくわからなかった。
エンド・タイトルを見ていたら、key gripのJerzy Nogalという人の名前にだけ四角く枠がはまっていた。なんだろう。まさか亡くなったのか?ものすごく過酷なロケだと思えるだけに、なんだか気になる。
(☆☆☆★★)
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主人公の食べるもの。蟻、木の皮、生の魚、母乳。幻覚作用があるのではないかと思わせる赤い実。母乳はともかく、これ消化できるのか、かえって腹壊さないかと思えるものばかり。
人も動物も平気で殺す。火の起こしかたや動物の捕らえかた・さばきかたなど、精錬されたサバイバル・テクニックなどまるで出てこない。
自分が動物用の罠にかかったりしてしまうのも、動物と人間とで区別がないのを実感させる。
ただ、ラストがよくわからなかった。
エンド・タイトルを見ていたら、key gripのJerzy Nogalという人の名前にだけ四角く枠がはまっていた。なんだろう。まさか亡くなったのか?ものすごく過酷なロケだと思えるだけに、なんだか気になる。
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監督 イェジー・スコリモフスキー | |
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