ドン・アダムス主演によるテレビ版Get Smart(それいけスマート)は、1965年~70年に放映されたわけだが、当時だったら映画の007の大ブーム(第一作「ドクター・ノー」1962年から第四作「サンダーボール作戦」65年まで年一作のペースで作られた)に乗ったものだとすぐわかったろうけれど、今だとなんでスマートのコードが0086(どっちも7ではない)なのかピンとこなくなっているのではないか。いくらボンドものは続いているとはいえ、いいかげんブームではないし、テレビ版でパロディ化されていたマンガ的な新兵器も本家では現実に追いつかれてあまり出てこないか少なくともマンガ的な扱いではなくなっている。
今回出てくる大男は、007の第10、11作に出てきたリチャード・キール扮する「ジョーズ」のパロディなのだけれど、それも30年以上前ですからね。
ただ細かい下ネタがやたら多くてベタな笑いを照れずにやっているのは、かえって風化しません。
女スパイ99号のアン・ハサウェイがテレビ版のバーバラ・フェルドンが美人ながらドジっ子風なのに対してぐっと色っぽくて強いのは今風。スティーヴ・カレルのどれほどドジってもびくともしない違う意味のタフさともども、なかなか良い。
テレビ「HEROES」のマシ・オカ(こと、東京生まれの日本人・岡 政偉)が出ています。
映画版スマートとすると、テレビ版のドン・アダムスが主演した「0086笑いの番号」(日本では記録的大コケだったはず)ではシルヴィア・クリステルが共演していたらしい。これまた古い話。
地上波放映の映画をオンタイムで見るっていうのはずいぶん久しぶりなのだが、途中で「前半のあらすじ」なんて入るのには驚いた。しかも今回は30分遅れなのだから変な時間帯に入ることになる。
淀川さんが亡くなってもう13年になるのに、DVD集が出るのだから大したもの。とはいえ、後を継ぐ映画の伝道師みたいな人は出ないし(今の若い人は淀川さんがいないからチャップリンを知らない、とある映画人が言っていた)、地上波に関しては映画の放映のテレビ化はもっと「進んだ」みたい。
(☆☆☆★)
本ホームページ
ゲット スマート ブログ - goo 映画
今回出てくる大男は、007の第10、11作に出てきたリチャード・キール扮する「ジョーズ」のパロディなのだけれど、それも30年以上前ですからね。
ただ細かい下ネタがやたら多くてベタな笑いを照れずにやっているのは、かえって風化しません。
女スパイ99号のアン・ハサウェイがテレビ版のバーバラ・フェルドンが美人ながらドジっ子風なのに対してぐっと色っぽくて強いのは今風。スティーヴ・カレルのどれほどドジってもびくともしない違う意味のタフさともども、なかなか良い。
テレビ「HEROES」のマシ・オカ(こと、東京生まれの日本人・岡 政偉)が出ています。
映画版スマートとすると、テレビ版のドン・アダムスが主演した「0086笑いの番号」(日本では記録的大コケだったはず)ではシルヴィア・クリステルが共演していたらしい。これまた古い話。
地上波放映の映画をオンタイムで見るっていうのはずいぶん久しぶりなのだが、途中で「前半のあらすじ」なんて入るのには驚いた。しかも今回は30分遅れなのだから変な時間帯に入ることになる。
淀川さんが亡くなってもう13年になるのに、DVD集が出るのだから大したもの。とはいえ、後を継ぐ映画の伝道師みたいな人は出ないし(今の若い人は淀川さんがいないからチャップリンを知らない、とある映画人が言っていた)、地上波に関しては映画の放映のテレビ化はもっと「進んだ」みたい。
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