時代劇専門チャンネル製作のオリジナル・ドラマ。
昭和初期に共同ペンネーム・梶原金八を使った京都の八人の若い映画人たちの群像劇で、志を一にする青年たちが集まってもっぱら好きなジャンルへの愛情と互いの友情で嫉妬や反発なしに結ばれている情景は、まんが創成期のトキワ荘みたいな感じもある。
一時間枠なのでアウトラインを描くのに絞って、女性の登場人物は庶民代表といった感じの下働きの女の子だけ、色恋抜きなのですっきりしている。
ほとんど八人の青年が集まってわいわいやっているシーンで構成されていて、当時の風俗を限られた範囲内ながらかなり力を入れて再現している。京都組協力とあるけれど、いまさらだけれど日本映画は大雑把に京都と東京で別々に発達したのがわかり、上方の意地を見せている感もある。
「天才脚本家」といいながら、メンバーは当時もその後の進路も監督やプロデューサーなどごっちゃになっていて、はっきりした分業制になっていない。劇団みたいな感じで、本質的に共同作業の上にしか成り立たない映画というメディアで作家性とか著作権とか限られたところにだけ認めるというのはどんなものなのだろうと思わせる。
しかし、この頃の映画人って集まっては呑んでばっかりいますな。
山中貞雄の戦病死の報を聞いたところで、はっきり死んだとはセリフで聞かせず、近くにいた子供が落とした紙風船がころころと転がるので表現している。知っているのを前提にした表現と思える。
製作 時代劇専門チャンネル
脚本 松下隆一
撮影 金原美穂 照明 清水克彦 録音 本所伸啓 美術 伊藤祐太 安田幸二 編集 山本浩史
監督 宇喜田尚
主演 ヨーロッパ企画(劇団)
天才脚本家 梶原金八 - 時代劇専門チャンネル
本ホームページ
昭和初期に共同ペンネーム・梶原金八を使った京都の八人の若い映画人たちの群像劇で、志を一にする青年たちが集まってもっぱら好きなジャンルへの愛情と互いの友情で嫉妬や反発なしに結ばれている情景は、まんが創成期のトキワ荘みたいな感じもある。
一時間枠なのでアウトラインを描くのに絞って、女性の登場人物は庶民代表といった感じの下働きの女の子だけ、色恋抜きなのですっきりしている。
ほとんど八人の青年が集まってわいわいやっているシーンで構成されていて、当時の風俗を限られた範囲内ながらかなり力を入れて再現している。京都組協力とあるけれど、いまさらだけれど日本映画は大雑把に京都と東京で別々に発達したのがわかり、上方の意地を見せている感もある。
「天才脚本家」といいながら、メンバーは当時もその後の進路も監督やプロデューサーなどごっちゃになっていて、はっきりした分業制になっていない。劇団みたいな感じで、本質的に共同作業の上にしか成り立たない映画というメディアで作家性とか著作権とか限られたところにだけ認めるというのはどんなものなのだろうと思わせる。
しかし、この頃の映画人って集まっては呑んでばっかりいますな。
山中貞雄の戦病死の報を聞いたところで、はっきり死んだとはセリフで聞かせず、近くにいた子供が落とした紙風船がころころと転がるので表現している。知っているのを前提にした表現と思える。
製作 時代劇専門チャンネル
脚本 松下隆一
撮影 金原美穂 照明 清水克彦 録音 本所伸啓 美術 伊藤祐太 安田幸二 編集 山本浩史
監督 宇喜田尚
主演 ヨーロッパ企画(劇団)
天才脚本家 梶原金八 - 時代劇専門チャンネル
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【本棚登録】『空也上人がいた (朝日新聞出版特別書き下ろし作品)』山田太一 booklog.jp/item/1/4022508…
首相「咲き誇る日本に」 桜を見る会で 47news.jp/smp/CN/201404/… 「給料の 上がりし春は 八重桜」って、ちょっと呆然とするくらい酷い。誰か止めろよ。
【劣化コピー】奴隷制の中、ではないかという気がしてきた。 外に出ないで、ひきこもってろってか。 rekkacopy.com
ETV特集「“顔”に魅せられた男~特殊メイクアーティスト・辻一弘の挑戦~」録画視聴。ディック・スミスの弟子でスミスの顔の二倍モデルを作って80歳の記念に贈った人として記憶していたが、あまりにハリウッドが金儲け主義に走るのに嫌気がさして現在は映画から離れたとのこと。
アンディ・ウォーホルのやはり二倍モデルの超リアルな顔の製作過程を見せるのだが、おなじみの白髪のカツラを外すと凄くいかつい顔なのにびっくり。若い頃のコンプレックスを抱えた顔と、撃たれてある種の諦観を持つようになってからの二種類の微妙なずれにこだわって表現している。
映画から離れた理由としては、デジタル技術でメイクでも何でもやってしまうようになったせいもあるのではないか。「ソーシャル・ネットワーク」で双子を表現するのに俳優の顔に別の俳優の顔をかぶせてしまうような真似すらできてしまうのだからたまらない。
眼球の裏の嵌め込んでしまったら見えなくなる部分の毛細血管まで糸を貼り付けた表現する徹底ぶり。中途半端にリアルだと気持ち悪く見えるのを「不気味の谷」というらしいが、眼を嵌めると共にその谷を越えて何か迫ってくる。