やはり身体を張ったアクションというのはいくらCGが発達しても、というより発達したからこそ需要が確実に見込めるのだろうけれど、スターバリューというのはなかなかついてきません。
ジェーソン・モモアはハワイ出身の史上最年少でライフガードになった人。いい身体してはいるけれど、シュワと比べられると人間離れした感じはやはり及ばない。
とはいえ、砂から作ったものだから剣で切っても死なない戦士が次々と襲ってくるあたりなど、矛盾するようだけれど前作では使えなかったCGを導入した見せ場を連続させて、意外と飽きさせない。
敵役が「アバター」の海兵隊隊長役のスティーブン・ラング。ありがちだけれど、舞台では凄くランクの高い役者なのだね。
製作費はシュワ版は2000万ドル、こちらは7000万ドルとインフレぶりがわかる。北米の興行収入が2100万ドルだから全然足りない。
テレビ東京で昼のロードショーで放映されたのを録画して見たのだが、「ハンナ」とか前だったらゆうにゴールデンタイムで放映できた映画がこういう枠しか嵌まらない、というあたり、日本人はコンテンツに対してずいぶん内向き志向になったもの。
(☆☆☆)
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コナン・ザ・バーバリアン@ぴあ映画生活
映画『コナン・ザ・バーバリアン』 - シネマトゥデイ