これまで自国以外でもっぱら戦ってきて、兵士と一般人との区別の上に成り立った近代法の建前をはみだしたゲリラ戦に苦しめられてきて、戦争をなんとか正当化してきた近代戦のルールが崩壊してきていたのもアメリカが内向きになっている理由かもしれない。
アクションシーンは山岳地帯の地形を生かして迫力あり、特に転落のスタントは痛そう。
他民族の描き方はあくまでストレンジャーというのもアメリカ映画のルーティン。
ただ、トルコ映画「エレジー」には、やはり山の斜面をものすごい数の岩が落ちてくる下を敵味方が入り乱れて銃撃戦を展開するというとんでもないシーンがあった。山を知る者の戦いというものの片鱗を見た気がした。
(☆☆☆★)
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映画『ローン・サバイバー』 - シネマトゥデイ