あまり自由に動けないという制約を自ら課して、型にはまった動きしかできないということをキャラクターそのものの表現にもっていっている一種の逆転の発想が鮮やか。
部品のひとつである主人公を全体の中に埋没させたままのNobodyからSomebodyに脱皮させるテーマはよくあるものだが、他のキャラクターとのつながりの中で脱皮するテーマとレゴが他と組み合わさることがうまくつながっている。
一方で、海や水滴をレゴで表現した斬新な表現など、現代美術に域に入っている。
それにしても、あんなに良く知られているキャラクターをたくさん出して、権利をどうクリアしたのだろう。
小学生男子四人連れが隣に座ったので、どれだけ騒ぐか内心恐れをなしていたのだが、おとなしく見ていた。躾が良いのか、映画がおもしろかったせいか、まあ両方だろう。
(☆☆☆★★)
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映画『LEGO(R)ムービー』 - シネマトゥデイ