なんだかエヴァンゲリオンみたいなタイトルの展覧会だが、多少は意識したのだろうか。
浮世絵がジャポニズムにつながり印象派に大きな影響を与えたのはよく知られているけれど、今回の展覧会はインパクト重視というか、日本人の目で見てもびっくりするような作品が並ぶ。一休さんがガイコツたちの上に乗っているあたりメキシコの死者の日かという起草ぶり。
菅原道真が嵐を起こしている絵など、生前から雷神になっているかのよう。
目玉のひとつである鈴木長吉「水晶置物」は実物を見ると波間に貝みたいなものが浮いているのがわかる。それにしても銀製で黒くならないでいるのは相当に手入れされているのだろう。リアリズムであるとともにどっしりとした置物としての独自の質感量感が感じられる。
梅園で瓜実顔の浮世絵風美人たちが洋装でいる画など、まことに異様。ひどく背が低いやはり瓜実顔の女が混ざっているのだが、これがどういうわけか軍服姿。後年のセーラー服の少女にあたるのだろうか、とにかく変。
本ホームページ
ダブル・インパクト 明治ニッポンの美
浮世絵がジャポニズムにつながり印象派に大きな影響を与えたのはよく知られているけれど、今回の展覧会はインパクト重視というか、日本人の目で見てもびっくりするような作品が並ぶ。一休さんがガイコツたちの上に乗っているあたりメキシコの死者の日かという起草ぶり。
菅原道真が嵐を起こしている絵など、生前から雷神になっているかのよう。
目玉のひとつである鈴木長吉「水晶置物」は実物を見ると波間に貝みたいなものが浮いているのがわかる。それにしても銀製で黒くならないでいるのは相当に手入れされているのだろう。リアリズムであるとともにどっしりとした置物としての独自の質感量感が感じられる。
梅園で瓜実顔の浮世絵風美人たちが洋装でいる画など、まことに異様。ひどく背が低いやはり瓜実顔の女が混ざっているのだが、これがどういうわけか軍服姿。後年のセーラー服の少女にあたるのだろうか、とにかく変。
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