「ゼロ・グラビティ」の演出についてCGと映画演出と舞台演出を全部心得ていないとできないと本広克行監督がツイートしていたと記憶するが、これもそんな感じ。アルフォンソ・キュアロンとアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥと同じメキシコ系の監督ということもあるのかメキシコ的なファンタジーとリアリズムの両立に加え、最新のデジタル技術が導入されているハイブリット演出という感じ。
ワンカットでマイケル・キートンがバードマンと半ば一体化して空に飛び上がり街中を飛び回ってまた地上に戻ってくるのをワンカットで描いているところなどどうやって撮ったのかと思わせる。超絶技巧ですな。
演劇のバックステージものというから芝居の通しのリハーサルや本番のリアルタイム感をもっと生かすかと思ったらそうでもなかった。
予想はしていたとはいえエマ・ストーンが「マジック・イン・ムーンライト」とは別人のよう。
(☆☆☆★★)
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映画『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』 - シネマトゥデイ