ろう者というと口がきけなくて沈黙の世界に生きている人、というイメージを前は持っていたが、実際には声も出せるし、手話を交えるとむしろ饒舌というか騒々しい印象すら覚える。
考えてみると、人間の脳がひとつの音波から人の声=言葉とそれ以外の物音を切り分けているのであって、ろう者は切り分け方が一般とは違っているだけで、発音できない分を手話で補うといった足し算引き算の産物ではないのかもしれない。
ろう者が歌うカラオケ、というと不思議に聞こえるのだが、全体として「うた」になっている。
監督がナレーションと共に手話で拍手を表現すると、手の表現自体が本当にきらめきを放ったように見える。言葉の力でもあるだろう。
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映画『きらめく拍手の音』 - シネマトゥデイ
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