prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「ジョン・ウィック:チャプター2」

2017年07月24日 | 映画
一作目は一応愛犬を殺されたからというほとんど口実みたいな動機がまだあったのだが、今回はアクションを駆動する動機あるいはきっかけがあってないようなもの。勝手に他の殺し屋がかかってくるのを撃退していたら引っ込みがつかなくなったみたい。
しかも世界にいるのは殺し屋だけみたいな世界観になっているものだから半ばゾンビもののシューティングゲームみたい。

ストーリーの発展性というのもどこかに行ってしまって、至近距離で組手を交えながらの銃撃戦という趣向は一段とエスカレートして見ごたえあるものの、いかになんでも荒唐無稽が過ぎやしないかと没入感にややブレーキがかかる。

クライマックスを美術館に設定し現代美術の体裁をとった鏡ばりの部屋での戦いという「燃えよドラゴン」か「上海から来た女」の再現を見せる。デジタル技術が発達したおかげで鏡にカメラを向けても後で消すことができるからより自由なアングルをとることができたと思しい。
(☆☆☆★)

ジョン・ウィック:チャプター2 公式ホームページ

ジョン・ウィック:チャプター2|映画情報のぴあ映画生活

映画『ジョン・ウィック:チャプター2』 - シネマトゥデイ



本ホームページ

7月23日(日)のつぶやき

2017年07月24日 | Weblog