「甘き人生」

冒頭、幼い息子を連れて路面電車で目的地もなくずうっと街、特に銅像を見て回る母親の姿からちょっとただごとではないという空気が張り詰め、セリフと説明を切り捨てた描写が緊張感を保つ。
ただプールの飛び込みをうつしているだけでそこにある物以外のことを暗示するサスペンスが生まれるといった調子。
かなり広いアパートの空間を生かした人物の動きの付け方、光と色の微妙なニュアンスなどイタリア映画らしい技術力を見せる。

監督のマルコ・ベロッキオは1939年生まれ、'65年に26歳で「ポケットの中の握り拳」で監督デビューして半世紀を過ぎている大ベテラン。
共産党員で社会性のある作品と人間の内面に焦点を当てた作品と両方を作ってきたというが、今回は後者の色合いが強い。

冒頭に「実話に基づく」と出るが、そんなに奇抜なストーリーが展開するわけではない。むしろ初めからある程度読めている話を主人公がなかなか受け入れようとしない、そうなるのも無理はないのがわかるというのが全体の構造。タイトルとは裏腹にまったく甘くない。
（☆☆☆★）

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7月22日(土)のつぶやき

「世界は今日から君のもの」　#eiga #映画　 goo.gl/LG5GaA

— 家畜人六号【小暮 宏】 (@yapoono6) 2017年7月22日 - 08:46

絞死刑 #1日1本オススメ映画 絞首刑に処せられた男がなぜか死なず心神喪失状態になり、なぜ死刑になるのか役人たちがよってたかって納得させようとするというナンセンスな設定から、逆に国が人を殺していい所以は何なのか問い返すアクロバット… twitter.com/i/web/status/8…

— 家畜人六号【小暮 宏】 (@yapoono6) 2017年7月22日 - 09:20

ナタリー・ポートマン × dior。ようこそ日本へ!!! pic.twitter.com/u9B8VOiXJC

— maplecat_eve (@maplecat_eve) 2017年7月21日 - 12:38

パネルに入れるリストバンドをもらえずトボトボ帰ってたら、アンディ・サーキスに遭遇！一人一人の自撮りの求めに丁寧に応じていて、超ナイスガイでした！ #SDCC #SDCC2017 #コミコン #サーキス pic.twitter.com/wsy1sJSCUg

— シネマトゥデイ スタッフ (@cinematoday_stf) 2017年7月22日 - 17:02

各局のオリンピック番組を、と言うより活字を含めた報道全体を見ていて感じたのは、主流は「キャラクター捜し」であるということである。（何だかんだとより） #nancy_seki_bot #gorin #nancy_seki

— ナンシー関ボット (@nancy_seki_bot) 2017年7月22日 - 05:00

宮崎駿が「アルプスの少女ハイジ」のロケハンでほとんど写真を撮らなかったという話が好きだ。頭に叩き込んで帰ってきたのだという。この度胸キミにあるか。オレにはない。普通写真撮りまくるだろう。怖いから。もちろん撮ったらそれで安心して観察… twitter.com/i/web/status/8…

— ゾルゲ市蔵 (@zolge1) 2017年7月21日 - 00:47

@USSR_BOT 映画「レッズ」で作家のイェールジ・コジンスキー(イェジー・コシンスキ)が扮したジノヴィエフ。 pic.twitter.com/jtDJysU00V

— 家畜人六号【小暮 宏】 (@yapoono6) 2017年7月22日 - 20:39