宇宙の彼方にある惑星が地球そっくりでいくら酸素があるからって宇宙服も何もなしに歩き回って平気、というのが前作「プロメテウス」でほいほいヘルメットを取ってしまうのを上回る乱暴さで、案の定変な花粉状のものを吸ってえらいことになるのだから正直バカじゃないのかと思った。
宇宙船の内部でどかどか重火器をぶっ放して火災さらに大爆発を引き起こすというのも「エイリアン2」のノリを取り入れたのかもしれないが、よその惑星で暴れるのではなく自分が乗ってる宇宙船でやらかすのですからね、ギャグかと思うレベル。
冒頭からワーグナーの「ヴァルハラ城への神々の入城」とか、アンドロイドのデヴィッドの元であるダビデ像とかいった引用がなされて、神々が死んだ世界で何が人間の代わりになるのかといった思索的なテーマが暗示されるのだけれど、他があまりに喜劇的なので真面目に考える気がしない。
というのも宇宙の彼方の惑星に人類の創造主がいたという設定ではその創造主はまたどこから来たのと思ってしまい、宇宙の果てにまで行っても人格神の発想から逃れられないキリスト教圏の限界が感じられて、あまり刺激的ではないのです。
(☆☆☆)
エイリアン:コヴェナント 公式ホームページ
映画『エイリアン:コヴェナント』 - シネマトゥデイ
エイリアン:コヴェナント|映画情報のぴあ映画生活
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宇宙船の内部でどかどか重火器をぶっ放して火災さらに大爆発を引き起こすというのも「エイリアン2」のノリを取り入れたのかもしれないが、よその惑星で暴れるのではなく自分が乗ってる宇宙船でやらかすのですからね、ギャグかと思うレベル。
冒頭からワーグナーの「ヴァルハラ城への神々の入城」とか、アンドロイドのデヴィッドの元であるダビデ像とかいった引用がなされて、神々が死んだ世界で何が人間の代わりになるのかといった思索的なテーマが暗示されるのだけれど、他があまりに喜劇的なので真面目に考える気がしない。
というのも宇宙の彼方の惑星に人類の創造主がいたという設定ではその創造主はまたどこから来たのと思ってしまい、宇宙の果てにまで行っても人格神の発想から逃れられないキリスト教圏の限界が感じられて、あまり刺激的ではないのです。
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