prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「5時から7時までのクレオ」

2017年10月06日 | 映画
自分がガンなのではないかという不安を抱えた女性の二時間を追う、という発想から、ある男が自殺を決めてから実行するまでの二日間を追うルイ・マルの「鬼火」を連想した。

製作時期も近い(これが'62年、「鬼火」が'60年)ので、どちらがどちらに影響したというのではなく生の意義をリミットを設けて突き詰めて描くのが言い方悪いが流行っていたのではないか。

冒頭からカード占いが出てくるのが(こういうのはいかにも型にはまった言い方だが)女性監督(アニェス・ヴァルダ)らしい。カラーと白黒とが自在に交錯するのが特に図式的に意味を持たせないで感覚的なのが映像表現ならではの魅力。




10月5日(木)のつぶやき

2017年10月06日 | Weblog