prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「彼女について私が知っている二、三の事柄」

2017年10月05日 | 映画
トリコロールを思わせる原色がタイトルから本編から至るところに散りばめられる。
役者の素性と役の設定を同じように並べてその違いをコメントするナレーションでその乖離を際立たせるあからさまな異化効果、頻繁な引用などゴダールのスタイルがファッショナブルな華やかさと前衛との間で揺れているよう。

久しぶりの再見だが、何か映画自体が自意識過剰というか、的に消費されてなるものかと踏ん張っているが消費物である映画であることからは逃れられないのを常に意識している感じ。



10月4日(水)のつぶやき

2017年10月05日 | Weblog