吉川晃司のデビュー作、当時19歳と若くて可愛いのにびっくり。
オープニングの東京上空の空撮から釣り人が集まってわいわいいっているのに寄り、何を見ているのかと思ったら沖からバタフライで抜き手をきって泳いでくる、という登場シーンから水球部員だった経歴と肉体美を生かし、まるで海の向こうからやってきたような現実離れしたキャラクターを提示する。
このあとのセリフなしで1984年の東京の渋谷にPARCOがある風景などを綴るとともに吉川青年が職にありついて(履歴書を書くのに民川裕司という分身的な名前しか見せない)働き出すあたり、雇い主の蟹江敬三が山盛りのカニを食べているというダジャレみたいなシーンを交えて好調。
相棒になる山田辰夫と共に歌で売り出すという現実と虚構を交えて新人売り出し作戦が売り出し成功してずいぶん経つ今ではまた興味深く映る。
白黒画面になったり、マルチスクリーンになったりといったギミックはちょっとうるさい感じで、中盤からは大々的にスターになる姿を見せるにはまだ迷っている感じでもたつく。
オープニングの東京上空の空撮から釣り人が集まってわいわいいっているのに寄り、何を見ているのかと思ったら沖からバタフライで抜き手をきって泳いでくる、という登場シーンから水球部員だった経歴と肉体美を生かし、まるで海の向こうからやってきたような現実離れしたキャラクターを提示する。
このあとのセリフなしで1984年の東京の渋谷にPARCOがある風景などを綴るとともに吉川青年が職にありついて(履歴書を書くのに民川裕司という分身的な名前しか見せない)働き出すあたり、雇い主の蟹江敬三が山盛りのカニを食べているというダジャレみたいなシーンを交えて好調。
相棒になる山田辰夫と共に歌で売り出すという現実と虚構を交えて新人売り出し作戦が売り出し成功してずいぶん経つ今ではまた興味深く映る。
白黒画面になったり、マルチスクリーンになったりといったギミックはちょっとうるさい感じで、中盤からは大々的にスターになる姿を見せるにはまだ迷っている感じでもたつく。
監督の大森一樹もこれで自主映画から商業映画の監督になりおおせた感。