prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「フローズン」

2020年08月30日 | 映画
終業ぎりぎりの時間のスキー場のリフトに乗った男二人女一人の三人組が、それと知らない従業員に途中でリフトを止められてしまい宙吊りになったまま寒い中を取り残されるというワンシチュエーション・スリラー。
「死刑台のエレベーター」の寒冷版といったところ。

高いところから落ちて脚を折ったところに狼が寄ってきたり、除雪車がやってきて気づかないまま行ってしまったり、いろいろ工夫を凝らしているけれど、基本的に動きが乏しく単調なのは覆い難い。

極寒の中、素手で金属をつかんでしまい張り付いたのを剥がして手のひらの皮がむけるあたり、今一つ痛そうではない。

狙いはいいのだけれど、意余って力足りずというところ。


Frozen