prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「海辺の映画館 キネマの玉手箱」

2020年08月25日 | 映画
撮影監督協会の機関紙「映画撮影」の撮影報告によると、一秒あたりのコマ換算で通常の24コマを22コマにしてあるという。
微妙に早送りしているわけね。
とにかく詰め込めるだけ詰め込んだというか、いじり倒したというか。

エピソードや戦争の描き方そのものは、合成を多用して極端に人工性を強調した作りに見合って、あえて平板にしてある感。

ヌードに局部に限らずボカシがかかっている、場合によっては特にヌードでなくても肌が露出している部分にボカシがかかっているのは、何でもないところが逆に検閲がかって見えて、微妙に逆説がかった。