prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「ラ・ボエーム ニューヨーク愛の歌」

2023年10月15日 | 映画
パリを舞台にしたプッチーニのオペラをニューヨークに舞台を移し、東洋人(日本人を含む)やプエルトリコ、メキシコ系など多彩な人種にキャストを割り振って製作している。

映画でもリアリズムから離れて(もともとオペラなのだから当然ではあるのだが)生活感という点ではリアルな作り。
およそ、きらびやかではない。

プッチーニの時代のボヘミアン(ボエーム)は風俗的な最先端としてあったわけだが、今だとニューヨークということになる。
さらにここから派生した「レント」にも逆に近づけているということだろう。