わざと傷や歪みを入れてある画像でヒーローもののテレビ番組が放映されるところから始まる。
一見ありふれた両親とティーンの息子という取り合わせなのだが、かなり息子の方が空想的だなと思っていると、一転して警察が突入してきて「息子」を「両親」から救出する。つまり両親と見えていたのは幼い時に子供をさらった誘拐犯だったというネタバレを冒頭でやってしまう。
それから後の展開は手探りしながらという感じで、空想の中の悪の帝王が現実に陥入してきたりして、空想と現実の間でぐらぐら揺れる。
「スター・ウォーズ」のヒーローインタビューたるマーク・ハミルが誘拐犯役というのは後からつじつまを合わせる。