prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「ストールンプリンセス キーウの王女とルスラン」

2023年10月23日 | 映画
ウクライナのアニメというのが興味なのだが、プリンセスのキャラクター・デザインがアナとかエルザ系の思い切り目が大きくて瞳がグリーンなのが目立つ。
ディズニーアニメみたいに有色人種に配慮はしていない。
3DCGの演出は堂に入っている。

プリンセスの性格づけも救われるのを待っている古式豊かなのと今風にアクティブなのが混ざっている。
お菓子に襲われるくだりがグロ味寄りだが適度に抑えている。

冒頭で魔法使いと騎士との闘いと見せて騎士ならぬただの役者で、従者が脚本家で何かというとメモをとるのが可笑しい。

勧善懲悪のおとぎ話で大ハッピーエンドというのは素直に見えすぎて逆に裏目読みしなくてはいけないような気分になるが、2018年の製作というとロシアの侵略前だから読み過ぎだろう。
というか、2018年のアニメがなんで今になって公開されたのか。クラウドファンディングを使ったらしいが。

エンドタイトルの言語が英語で日本語吹き替え。ウクライナ語はまったく出てこない。