映画の途中から新しい登場人物が出てきたりするもので、これはシリーズものの再編集版か、それに類するものかと思ったら、果せるかなぴしっと終わらない。
韓国映画の「The Witch 魔女」とかアメリカ映画の「テリファー」の劇場公開版がストーリーでいうと始まりではなくドラマ版の続きにあたるようなものだろう。
これだけ登場人物や部族や国の名前で、ひどく難しいなじみのない漢字が頻出するのも珍しい。振り仮名ふってありますからね。
基本アクション映画なのだからもうちょっとシンプルなのかと思った。
中盤、ドニー・イェンが敵が集結している真っ只中に乗り込んでいって、敵対者たちと酒を酌み交わして縁を絶つという矛盾した儀式を行った後このまま命を落として終わるのかと半ば本気で思った。
後で思うと、ここからペースが乱れる。
いろいろ不満を述べているけど、壮大な風景に建てられたオープンセットや、何よりアクションの振り付けの数々の魅力はもちろん絶大。