prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「土を喰らう十二ヵ月」

2024年01月13日 | 映画
都会から地方に移動するオープニングにかかるジャズが洒落ていて、出てくる食事が食材からして自分で採ってくるのが今になると凄い贅沢。
贅沢すぎるくらい。

室内シーンが思い切って画面を暗くして、それでいて鮮明に撮れている。
沢田研二が老けてなお艶っぽい。エンドタイトルの歌がまた艶っぽい。

水上勉の原作は「美味しんぼ」で名前を知ったのだけれど、雁屋哲の臭みはここではついていない。