予備知識なしで見ていて、なんだかこの場面見覚えあるぞとデジャヴに何度も襲われたのだが、なんのことはない「ミンナのウタ」の姉妹編みたいな映画なのでした。
その他「呪怨」でおなじみと言っていい白塗りでこそないが名前も同じ俊雄くんが布団の中にいつの間にか潜り込んでいたりする。
余談になるが、「呪怨」で俊雄と似たような白塗りの女の名前が伽耶子という明らかに韓国名なのはどういうことだろう。在日一世の作家・李恢成の作品が映画化もされた「伽倻子のために」 。
俊雄という名を聞くと、今村昌平監督の「女衒」で緒形拳の恋敵役の王(ワン)を演じた俳優が柯俊雄といって、台湾人なのだが、1945年生まれと日本のぎりぎり占領下の生まれ。当時の台湾では日本人風の名前をつけることが多かったらしい。
マキタスポーツが幽霊というと恨みつらみをしょって化けて出るというイメージだけど、ここの幽霊というのは前向き積極的なんだという意味のセリフを言っていて、それはそれで迷惑だなあと思った。