prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「クワイエット・プレイス DAY 1」

2024年07月10日 | 映画
音をたててはいけないという設定が秀逸だなと改めて思う。
沈黙の緊迫感とそれが破れた時のメリハリに加え、ここでは俳優たちがセリフに頼らないパントマイムか事実上サイレント映画の芝居で大半を押し切っている。
ポータブルラジカセに有線イヤホンを刺して聞くのがやや古い感じなのが、街の古色がついたクラブの道具立て同様に生きている。ラストで音楽を思い切り流すのが「決まった」感じ。

今回は前作までと違い、都会を舞台にしてガラスをばんばん割って大きな音を出すのも差別化している。