みかん 2004年09月03日 | Weblog 突然、みかんの詰め合わせが送られてくる。今の時期になんだろうと思ったら、以前御中元だったかでもらったみかんやゆずなどのゼリー詰め合わせについていた葉書で応募したのが、改めて当選したということらしい。11000人以上の応募があったというから、何人当ったのか知らないがかなりの高倍率ではあったろう。 温室栽培のみかんだというが、すこぶる甘く冷蔵庫で冷やしてちょうどいいくらい。
「堕天使のパスポート」 2004年09月02日 | 映画 ロンドンを舞台にしながら、いわゆるイギリス人がまったくといっていいくらい出てこない。こちらの耳にもなまりのきついのがわかる英語が飛び交う。「白人」抜きの登場人物たちばかりの俳優のアンサンブルがよく、ホテル周辺の小さな世界を描きながら世界に通じている。 スティーブン・フリアーズの演出はすこぶる硬質で、手術や下半身がらみのシーンでもおよそ格調が崩れない。 日本の宣伝はもっぱらオドレイ・トトゥで売っているが、主役はキウェテル・イジョフォー扮する男の方で、彼の素性を伏せておいて小出しに明らかにしていく構成は、ミステリ的興味でつなぐというより二人の心が通じてくるのにシンクロしているよう。肉体を伴わない以上に不思議なくらい蒸留された関係。 相当にエグいはずが妙に医者らしい律気さが出ているところがユーモラスなクライマックス。 (☆☆☆★★)
本屋1 2004年09月01日 | Weblog ハリー・ポッターの新作の売り出しに渋谷では100人以上がこのくそ暑い中を並ぶ。帰りの電車でもこれ見よがしにカバーもつけずに読んでいる女の子がいた。もっとも、自宅近くの本屋では平積みにこそなっていたが、別に殺到している様子はなかった。 まあ、一種のお祭りなのですね。
「マインド・ゲーム」 2004年09月01日 | 映画 画でびっくりさせようとする映画はあまり好きではないのだが、センス一発の勝負ではなく、カットカットが時間も空間も徹底的にバラバラになっていて、そのくせ思わぬタイミングでつながる、もっともらしく言えば世界で生きている人たちがそれぞれにとってはみな宇宙の中心であるさまを丸ごとつかもうというようなボリュームがある。数え上げていけばきりのないような才気。 部分的にほとんどトリップする一方で、詰め込み過ぎて鼻についたり、ぐらっと眠くなったりもしたが、カミサマが出てくるところで、眠り込む直前にああいう具合にくるくる姿を変える妙なキャラクターを見る事あるぞと思い、妙に親近感を覚える。 (☆☆☆★)
相変わらず暑いが 2004年09月01日 | Weblog 少しづつ寝覚めがよくなってきた。オリンピックのせいもあるけれど、ぼけーっとしていた時期が続いたものね。 「俳優のノート」山崎努 「女の一生 杉村春子」新藤兼人 「夢みるちから」市川猿之助 横内謙介と、芝居関係の本を立て続けに読む。どれも面白い。