十二歳で顔が完成しているのに一驚。
ハリウッドではアップを撮る時は必ず左側からだという。これから見る時には気をつけて見よう。
ロッセリーニとの不倫を追っかけたメディアが、どうしても写真を撮れないものだから合成写真を作って載せたというだからすごい。映画のスチルをさも実写のように見せかけて雑誌の表紙に使ったりと、今よりアモラルではないか。
「秋のソナタ」の企画を進めたのはベルイマンであるよりバーグマンの方で(同じ苗字のスウェーデン読みと英語読みなのだが)、なかなか腰を上げないのでカンヌでメモを渡して催促したという。
ベルイマン、バーグマンともに日本人の目から見るとえらい寂しい小さな島に別荘建てて住んでいたけれど、たまたまなのか、北欧の名士ではよくあることなのか。
「秋のソナタ」の撮影でバーグマンがことごとにベルイマンと対立したのだが、ベルイマンに言わせるとバーグマン自身に通じる設定やセリフに限って異議を唱えたのだが、バーグマン当人は納得できないセリフやキャラクターに異議を唱えていただけだという。
当時のスタッフのうち、撮影助手のカール・ニクヴィストという人が出る。撮影監督のスヴェン・ニクヴィストの息子か何かか。
ベルイマンの撮影では、電柱がジャマだとなると住人が率先して電柱を倒してくれたという。黒澤もジャマな建物を撤去したりしたけれど、頼んで費用を負担しなくてはいけなかったものね。映画の社会的地位の違いというか。
チャンネル :BShi
放送日 :2010年12月 4日(土)
放送時間 :午後2:30~午後4:00(90分)
ジャンル :ドキュメンタリー/教養>歴史・紀行
番組HP:-
番組内容
ハリウッドのはめる型を拒否し、自分らしい演技にこだわり続けたイングリッド・バーグマン。自らの人生と酷似した迫真の演技から、女優の性と親子の絆の狭間を見つめる。
詳細
イングリッド・バーグマンは、アメリカの大衆が望んだ“清純で賢く美しい”美徳のシンボルとは裏腹に、女優と して飛躍する度に恋に落ち、演技の輝きを増していった。ハリウッドが求める型を拒否し、自分らしい演技にこだわり続けた。「秋のソナタ」では、我が子を犠 牲に芸術に打ち込む、自らの人生と酷似した役を演じた。迫真の演技を、バーグマンの実の娘たちは、どう受け止めるのか。女優の性と親子のきずなのはざまを 見つめる。
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