五つの章に分かれていて、章が変わるたび場面も人物も変わだけでなく、シーンごとでも次にどうつながるのかおよそわからない、その工夫ぶりと、バラバラに見えていた要素が最後にひとつになる手つきに才気を見せて、元になった小説があるのかと思ったら監督のオリジナルシナリオらしい。
悪い意味でなく小説的な映画という印象。
よく考えると親子三代にまたがる話の割に背景の風俗があまり代わり映えしない。
これ全体がひとつの本の中の世界といった感触でまとめられている。
アントニオ・バンデラスのスペイン語の芝居を久しぶりに見る。
映画で非英語圏でも平気で英語で通すのをふだん見せられていると、スペイン語を使うべき人がスペイン語で話しているのを普通に見せられると本来感心することではなくても感心してしまう。
ただし母親が息子に残す最後の言葉となると英語になるのは白けた。
悪い意味でなく小説的な映画という印象。
よく考えると親子三代にまたがる話の割に背景の風俗があまり代わり映えしない。
これ全体がひとつの本の中の世界といった感触でまとめられている。
アントニオ・バンデラスのスペイン語の芝居を久しぶりに見る。
映画で非英語圏でも平気で英語で通すのをふだん見せられていると、スペイン語を使うべき人がスペイン語で話しているのを普通に見せられると本来感心することではなくても感心してしまう。
ただし母親が息子に残す最後の言葉となると英語になるのは白けた。