山崎まさよし主演、篠原哲雄監督の組み合わせは「月とキャベツ」以来23年ぶりというが、実は詳しくは書けないが書けない性格の技法が使われているのも一緒。
「影踏み」というタイトルは滝藤賢一が双子の二役で片方の人生の影をもう片方が踏んでしまう関係にあることに限るのかと思うと山崎にも当てはまるのが、なんでもないように描かれていた場面に仕込まれていた仕掛けが終盤で立ち上がってわかるようになっていて、さらにはそういう人間関係は双子とかに限らず普遍的にあるものではないかと思わせるのが優れたところ。
ただ終盤に行き着くまでが、滝藤の二役で狂暴な方が姿を現すまではなんでもないように描きすぎていてアクセントが弱くてダレるところがある。
「影踏み」というタイトルは滝藤賢一が双子の二役で片方の人生の影をもう片方が踏んでしまう関係にあることに限るのかと思うと山崎にも当てはまるのが、なんでもないように描かれていた場面に仕込まれていた仕掛けが終盤で立ち上がってわかるようになっていて、さらにはそういう人間関係は双子とかに限らず普遍的にあるものではないかと思わせるのが優れたところ。
ただ終盤に行き着くまでが、滝藤の二役で狂暴な方が姿を現すまではなんでもないように描きすぎていてアクセントが弱くてダレるところがある。