prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門」

2019年12月05日 | 映画
冒頭のやたら豪華な賭場がどこにあるのかというのをアクションと共に徐々に見せていくプロセスが緻密。
盛大に血しぶきがあがる描写はルパン史上たぶん初のものだろう。

「次元」の架空とはいえヨーロッパの乾いた風土から、こちらは日本の湿り気の強い空気を描いている技術は今さらながら高度なもの。
敵役が使う武器が斧というのはもうひとつ魅力が薄い気がした。

それにしても、日本では完全にルパンというとルパン三世になったようで、本家の方はかなり影が薄くなった感。そのうち、爺さまと共演という話も出てきたりして。「コナン」ではホームズと共演したのあったものね。