おくりびと

１１月に観た映画の中から・・・「おくりびと」
この映画は公開される前から
第３２回モントリオール世界映画祭でグランプリを受賞した話題作でした。





公式サイトや、公式ブログでも、その人気ぶりがうかがえる。
多くの人たちがこの映画を観られ、想いを深められたことでしょう。





納棺師のお話です。
納棺師は、遺族や近親者が集まって、故人を偲びながら、遺体を清め
死装束を着せ、剃髭や化粧を施し、お棺に納めるまでの仕事です。





遺族にとっては、正に故人との最後の時間。
納棺が終わると、急に故人の死が現実味を帯びてくる。





私も昨年の春に、実母の「納棺の儀」に立ち会い、記憶も新しく
スクリーンで観ながら、母の時のことを思い出し、涙が流れました。





母の納棺の儀に立ち会った時
こんな風にきちんと故人を旅立たせることができて嬉しいと思った。





納棺師の人には、「ありがとうございました」と、深々と頭を下げて
お礼を言ったことを今も覚えています。





笑いあり、涙あり、深く心打たれる映画でした。
「モントリオール世界映画祭グランプリ受賞」に相応しい作品でした。