今日のフォト。 天王寺駅前。
2010年6月11日 17時41分撮影。
阪堺電車の回数券。 11枚綴りで2000円。
天王寺で用事を済ませて、乗った阪堺電車で我孫子道駅まで行きました。
そして我孫子道で少し早いけれど、ランチをすることにしました。
皆さんをちょっと有名で、素敵な喫茶店へご案内しますね。
阪堺電車の我孫子道(あびこみち)駅、すぐにある「鉄道喫茶 あびこ道」
ここは知る人ぞ知る、有名な喫茶店なのです。
外装も阪堺電車みたいでしょう?
入口のドアは、乗降口みたいだし、窓も電車の窓みたいです。
メニューだって、こんなに楽しい。
メニューの電車は、モ161形170号車で、「鉄道喫茶 あびこ道」の広告塗装。
メニューの前を走っている模型の阪堺電車は、モ161形162号車。
日替わりランチのBランチの今日のメニューをお尋ねしたら
「カツカレー」とのことです。 「じゃ、Bランチでお願いします」
店内中央に、大きな鉄道模型のジオラマ(N、HOゲージ)があり
それを見ながら食事ができます。
テーブル席もあるので、鉄道に興味のない人はテーブルでも食事ができます。
隣のお部屋には、Nゲージのレイアウト(手前)と、HOゲージのレイアウト(奥)がありました。
マスターが写真を撮っていいと、おっしゃってくれました。
陳列ケースには、鉄道の模型がたくさん並んでいました。
ここの喫茶店、鉄道ファンにはたまりませんね。
壁には、阪堺電車の模型の写真。
「鉄道喫茶 あびこ道」の塗装をした電車の写真。
モ161形170号車です。
「鉄道喫茶 あびこ道」の塗装をした電車のスケッチ。
モ161形165号車です。
さて、店内入口中央にある大きなジオラマの前に座ると
マスターがスイッチを入れて、電車を走らせてくれました。
カツカレーが運ばれて来ました。
サラダとスープが付いて、850円。
阪堺電車 モ161形162号車。
カツカレーを食べている私の前を通過して行きます。
Bランチは、ドリンク付きです。
マスターと、いろいろお話させていただきました。
さて、美味しいカツカレーを食べた後は、我孫子道(駅)にある車庫へ。
ここが阪堺電車の車庫なのです。
モ501形503号車、パチンコ店「デルーサツインK's・プラチナム5」
モ701形710号車、アドベンチャーワールド。
710号車のアドベンチャーワールドは、軌道敷内で写真を撮ってなかったですね。
アドベンチャーワールドの広告車両は、701号車と710号車の2台あります。
モ701形706号車、パチンコ・スロットDAIICHI J&Z
モ501形502号車は、今話題の「都電荒川線=阪堺電車PR相互乗り入れ」
都電荒川線の塗装です。 この時間帯、車庫に入って休憩中。
今回、阪堺電車のブログを書くために、我孫子道駅にある
阪堺電気軌道株式会社本社の広報担当の方とお話させていただきました。
事前にアポも取らずに強引に押し掛けて、私のあまりの熱心さと
成り行きで、いろいろお話を聞かせていただけることになりました。
また、住吉駅に勤務している阪堺電車の駅員さんにも、長い時間
お話を聞かせていただいて、それを参考に、阪堺電車のブログを書くことができました。
阪堺電車の社員さん、本当にありがとうございました。
お陰さまで、よいブログを書くことが出来ました。
下の丸印をご覧ください。
我孫子道駅の車庫に入るには、許可書が必要です。
事務所で手続きをして、この許可書をいただいて、これを首にかけて入ります。
もちろんロープ内は入れません。 ロープの外からの撮影です。
モ161形161号車。
モ161形は、日本最古の現役路面電車です。
そしてこの色が、モ161形の標準塗装です。
もう興奮して、人目を盗んで、ロープ内(立ち入り禁止区域)へ
のこのこと入り込んで撮ってしまいました。(笑)
アングルを変えると、結構長い車体でしょう?
車体長は、全て14メートルです。
モ161形162号車。
この濃い緑の電車は、広告塗装の名目で存在している
南海電気鉄道大阪軌道線時代の塗装です。
モ161形163号車。 今は、お休み中なの?
南海電気鉄道大阪軌道線時代の塗装は、162号車と163号車のみです。
昭和の初期に作られた電車です。
戦前戦後をくぐりぬけ、昭和から平成へと走り続け、今も現役の雄姿です。
右手奥、モ161形166号車。
右手前が、モ161形161号車です。
モ161形164号車と168号車です。
奥に見えるのは、モ161形170号車。
モ161形172号車。
その後ろが、モ161形161号車。
左、モ161形167号車。
上からもシーソーみたいなのがぶら下がっているし
車輪の底を整備するためか、地面が掘り下げられて、やはりここは危険です。
アングルを変えると、14メートルのボディは、長いでしょう?
モ161形の電車は全て、標準塗装・・・と言いたいのですが
「鉄道喫茶 あびこ道」の車両のみが、モ161形の広告塗装なのです。
モ161形170号車、これも「鉄道喫茶 あびこ道」の広告塗装。
うっかりして横から撮ってなくて、ごめんなさい。(かすかに見えます)
「鉄道喫茶 あびこ道」で、写真とスケッチで描いたものを
フレームに入れて、壁に掛けていましたね。 それです。
モ161形には、冷房装置がありません。
冷房の入る6月以降は、朝夕のラッシュ時以外、ほとんど走らないモ161形。
だから私は、我孫子道駅の車庫まで来たのです。
モ501形501号車。
南海時代からお馴染の「雲電車」と呼ばれる塗装です。
もともとは立石電機(現・オムロン)の広告塗装でしたが、今この雲電車が標準塗装。
ブルー、グリーン、オレンジの雲電車があるのですよ。
今は、広告塗装した電車が多くて、「雲電車」は501号車1台です。
バブルが弾けた当時は、雲電車(広告無し)がたくさん走っていました。
モ161形163号車。
車体前の右、手を上げているのが、阪堺電車のマスコットキャラクターです。
モ161形は、昭和3年(1928年)の製造です。
今年82歳。 これが日本最古の現役路面電車なのです。
オッと、これはレアですね。
1952年(昭和27年)に1両だけ製造された無蓋電動貨車・デト11形11
両側に運転席があります。
資材輸送用、救援用として製造されました。
毎年、堺まつりの時に美しく飾られ、花電車として活躍していたのですが
2000年(平成12年)に、廃車となりました。
その後は我孫子道の車庫で保存されていて、2007年の路面電車まつりでは
特設ステージとして使用され、木村裕子さんらが荷台の上でイベントを行ったそうです。
我孫子道の車庫では、楽しく写真を撮らせていただきました。
夏になると、冷房車でない「モ161形」があまり走らなくなるので、寂しいです。
我孫子道駅です。
そろそろこれに乗って帰らなきゃ。
お話をお伺いした阪堺電車の本社で、阪堺電車のグッズ(ストラップ)を購入しました。
好き好き阪堺電車、好き好きチンチン電車。
今日も、明日も、明後日も・・・そして10年後も、20年後も、50年後も
私の街のチンチン電車が、走り続けてくれますように。