今日のフォト。 気だるそうに・・・ 冷めた表情に・・・
男の哀しさを垣間見る。
美しい女形。 ♪極楽浄土。
あまりにも完璧な姿に、引いて撮ってみたかった。
頭(あたま)の天辺(てっぺん)から 足の爪先(つまさき)まで。
・・・の言葉が、よぎる。
着物と同柄の帯を 前で蝶結び。
小道具は、扇子でもなく、かんざしでも無く、キセル。
1本のキセルが、表情を創り上げる。
右肩を少し落とした、後ろ姿まで色っぽい。
頭(あたま)の天辺(てっぺん)から 足の爪先(つまさき)まで。
そして正面も後ろ姿も。
大輪のバラに、負けない美しさだった。
♪三年待ち屋。(小田純平)
店の名前は 三年待ち屋
明かりぽつんと あなたを待つ店
女ひとりが 郷里(くに)の地酒を温めて
あんた恋しい たとえ三年過ぎたとしても
せめて噂の せめて噂の ひとひらも
たとえ死んだと 聞いたとしても
背中に、男の哀愁が漂う。
脱いだ肩には・・・。
右側の面(ツラ)が見えないのが、この写真の好きなところ。
この曲を舞い終え、役者の魂が宿った写真。
自画自賛。
一升瓶で酒を煽(あお)った如く、この1枚に酔う。
1泊2日の「良太郎、三吉演芸場」は、楽しかったです。
遠征には、たくさんの思い出がプラスされる。
さて6月は、大阪に帰って来る。
また私たちにパワーを与えてくれる。
いよいよ大阪で、良太郎の季節が始まる。