マドンナのナイショ話

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椿餅(2月の和菓子)

2025年02月19日 | グルメ&美味しいもの

 

今日のフォト。

和菓子で歳時記。

2月の和菓子は「椿餅」です。

 

 

 

            

 

 

 

 

 

椿餅は、今から千年以上前

平安時代の「源氏物語」にも登場する

歴史ある和菓子のひとつです。

 

源氏物語では、若者たちが蹴鞠(けまり)を

楽しんだ後、椿餅を食べる様子が描かれています。

 

「源氏物語 第三十四帖 若菜上」

文献上では「椿餅」は、日本最古の和菓子です。

 

 

 

 

2月、立春は過ぎたとはいえ

まだ浅い春にいただく和菓子の代表的なもの。

2月の季節菓子として、よく目にします。

 

購入したのは、虎屋の椿餅です。

虎屋の椿餅が初めて販売されたのが1651年。

370年以上、歴史ある椿餅です。

 

虎屋の椿餅は、東京、横浜

中部地方(御殿場店のみ)

京都一条店、四条南座店、京都高島屋、大丸京都店で

2月1日~2月24日まで販売。

 

大阪は阪急百貨店で、1日限定の販売でした。

予約して購入しました。

 

 

 

 

 

椿餅は、椿の葉の間に

俵型の道明寺生地(餡入り)をはさんだもの。

餡子は、こし餡です。

 

虎屋の椿餅は

椿の葉の1枚1枚が、大きさや形が揃っていて

餅に坐りのよい、捻じれのないものを使用。

 

葉の両端を落とした形が、餅の丸みに優しさを加え

寄り添うように、葉が上下に置かれています。

 

ねっとりとした蜜を含んだ道明寺の餅が

厚みのあるしっかりとした椿の葉で包まれ

皿や懐紙にくっつかず、扱いやすいです。

 

虎屋の椿餅は、葉の裏側を外にしています。

葉の表側を外にしている、お店の椿餅もあります。

 

椿は常緑樹で、真冬でも光沢のある濃い緑葉です。

そして椿は長寿の木ゆえ、椿餅は縁起が良く

邪気を払う和菓子と言われます。

 

 

 

 

 

蹴鞠(けまり)する

君のためにと

椿餅

永遠(とわ)の青葉や

永遠(とわ)の紅想ひ

 

 

蹴鞠(けまり)する君のために

庭に咲く青葉を摘んで

椿餅を作る

葉も想いも永遠(とわ)に色あせず

 

椿の器にお抹茶点てて・・・。

いえいえ、これはお抹茶では無く

「抹茶オレ」で、点ててみました(笑)

 

2月の和菓子は、「椿餅」

椿の葉から、ほのかな春の香りがします。

 

 

 


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